正月の神様のお供えには干し柿が欠かせません。秋の終わりにみの柿をたくさん取ってきて(シブ柿です)干し柿を作ります。ヘタとヘタについている枝を3センチほど残して皮をむき、紐でその枝のところを結んで吊るします。
私の家の二階の窓からの眺め。
雪は嫌なこともたくさんもたらしますが、やはり美しいです。
12月になった頃、庭の植木に雪囲いをします。
支柱を立てて、縄を張り枝が雪の重みで折れてしまわないように吊り上げます。
雪の重みは相当なもので、庭木ではない山の木は冬の間の雪でたくさん折れています。
竹のように弾力のある幹でも雪にはかないませ
ん。
雪の降り止んだ翌日の朝は、まぶしいくらいに華やかな白がたいへん美しく、幻想的ですが、雪の空は鈍く重く、普段の世界を包み隠しています。空がこんな感じなので、自然と、水の色もちがって来るのです。

当然、その下で暮らす人の気持ちにも、普段とは違った気配を投げかけてくる様なきがします。

枯れた葦や、ススキの一本一本にも、新雪は丁寧にペイントを施しています。

それはまるで、白羽二重のようです。
雪道の運転の怖さは、雪が何センチ積もったから・・というのではありません。

降り止んだ後も、気温が低いと、雪の下でアイスバーンが出来ていて、また、前日のワダチが、ガチガチに凍っている為、それにハンドルを取られ、思うように方向を決められなくなります。

勿論、ブレーキを賭けるのは、禁物。
忽ちスピンしてしまいます。

エンジンブレーキで徐々に止まるか、小刻みにブレーキを軽く踏むか・・・

いずれにしても、スピードを出さない事が第一です。
雪の降り始め、枯れ木々の、細い枝の一つ一つに白く雪が絡みついて、とっても綺麗です。毛細血管のような細い枝が、その存在を急にはっきりと、主張し始め、山はひと時静かに華やぎます。
雪景色