「花の日」  1925年

インディオの女性と子供がゆるぎない安定の構図で描かれており、花売りが背負った、カラーの白い様式化された花が美しい。
「粉をこねる人」  1924年

リベラが14年間のヨーロッパ遍歴ののち、故国メキシコにかえり、意欲的に壁画制作にかかった時期の作品。インディオの女性がトウモロコシから、トルティーヤを作っている所が堂々と称えるように描かれている。
「解放された大地と人間によって支配される自然力」 1926〜27年

リベラの先妻、グアダルーペ・マリンがモデルの壁画。ここに描かれている豊満で力強い女性像こそは、カーロが生涯望んでもけして手に入れる事がなかった健康な力で、こうしたりベラの女性イメージを見る事は、おそらくカーロにとっては堪えがたいものだったことだろう。
「アラメダ公園における日曜日の午後の夢」  1947〜48年

メキシコ革命で活躍した歴史的人物や、リベラ個人の親しい人々が一緒に描かれているこの絵は、華やかさと、デモーニッシュな雰囲気を併せ持つ。
   
リベラの作品