私は百万長者を探している。
いきな男で、私を
せめて月に1度位は欲しがってくれる人。
私は百万長者を探している。
冷静に
〈僕の全財産は君のもの〉と言ってくれる人。
私は百万長者を探している、
スター達の持っているような物を持ち、
豪華な料理を食べたいから。
私は百万長者を探している。
そのために街を流しているのだ。
いきになるのはやさしい。
お金がたんまりあれば。
人に目を見はらせるのはいい気持ち、
お金がどっさりあって、
ふところの計算をしなくてすめば。
私は百万長者を探している。
私は知っているのだ、人数は少ないけれど
連中が、お金を使いたがっていることを。
私は百万長者を探している、
そのために街を流しているのだ。
ほら、とてもすてきな青年が、
もったいぶらずに寄って来て、
手にキスをしてくれる。
〈あなた、いいこと、
私はあっさり本題に入る主義よ〉
・・・私は百万長者を探しているの、
いきな男で、私を、
せめて月に1度位は欲しがってくれる人を。
(僕がその百万長者さ。 君に冷静に、 ≪僕の全財産は君のも の≫と言うよ。)
・・・あなたはまったくのやくざタイプよ。
(ところがしこたまもうけたのさ)
・・・それでは、大切な百万長者さん。
あなたのお金の番でもいたしましょう。
かわいいあなた、
あなたがとても気に入ったわ・・・
お座りなさいよ もっとそばに・・・
もっとこっちへ・・・そこに・・・
私の眼をよく見てちょうだい。
今度は抱いて・・・
もっと強く・・・もっときつく・・・
そう ・・・噛み付くようなキスねああ、それでいいのよ!
このすてきな百万長者は
あらゆる点で、申し分なく
私を満足させてくれる。
この百万長者となら、
怠屈しないで暮らせるのは確か。
「百万長者を探して」